クレジットカードの仕組み

クレジットカード

成人したり社会人になったりすれば、大半の人がクレジットカードを使うようになります。私たちの日常に溶け込んでいるクレジットカード。ですが、その仕組みを知らない人は少なくありません。ここでは、その仕組みを詳細に説明します。

カード発行の大前提は信用
「credit」を日本語に訳します。意味は「信用」です。その名の通りです。
クレジットカードは信頼で成り立っています。ゆえに、契約する人はカード会社の審査をクリアしなければなりません。審査が通らない理由はさまざまですが、主な理由は契約者の支払い能力です。主な理由は以下の3つです。

  • 3ヵ月以上の支払い延滞
  • 申請者が自己破産している
  • 申請者が反社会勢力に属している

クレジットカード申請方法
クレジットカードを作るとき、カード会社に本人確認書類を提出しなければなりません。記入項目は本人の氏名と生年月日、現住所です。また、本人であることを証明するために以下のどれかを提出する必要があります。

  • 運転免許証
  • パスポート
  • 健康保険証
  • 個人番号カード(マイナンバーカード)
  • 住民票の写し

住民票以外の4つはコピーでの提出を求められます。本人確認は必須です。用意できない場合は申請が却下されます。

支払いサービスの仕組み
筆者は支払いサービスの仕組みを学生時代に習いました。科目は家庭科です。しかし、自分と同じでしょう。大半の人は内容を忘れています。クレジットカードが信頼で成り立っていることは前述しました。ここからはその仕組みを具体的に説明しましょう。
例えば、百貨店で洋服を買うとします。購入したい洋服は決まりましたが、持ち合わせの現金が不足しています。そのような時にカードを使うのです。百貨店に自分のクレジットカードを提示すれば、契約しているカード会社が一時的に支払いをおこなってくれます。カード会社が支払った料金は月末に銀行の個人口座から引き落とされます。そのような流れでサービスは提供されるのです。

カードの種類
クレジットカードは主に3種類あります。

  • 一般カード
  • ゴールドカード
  • プラチナカード

一般カードは使用限度額が30万円程度で、買物で使われているカードの大半がこの種類です。審査基準も低くて申請が通りやすいカードです。

ゴールドカード
ゴールドカードは一般カードよりもランクが高く、審査基準も厳しく設定されています。申請する際、ゴールドカードは本人確認書類以外に年収証明書が必要です。以下の書類のいずれかを用意してください。

  • 源泉徴収票
  • 支払調書
  • 所得証明書(収入もしくは所得金額の記載があるもの)
  • 年金証書(年金額の記載があるもの)
  • 年金通知書(年金額の記載があるもの)
  • 給与支払明細書(直近2ヵ月分)
  • 確定申告書(税務署の受領印があるもの、電子申告の場合は受付番号があるもの)
  • 納税通知書(収入もしくは所得金額の記載があるもの)
    厳しい審査を通っているので、使用限度額も500,000円〜1,000,000円と高めです。
    また、年会費も10,000円程度で高めです。

プラチナカード
クレジットカードの中で最もランクの高いカードです。自分から申請して発行されるプラチナカードもありますが、大半はカード会社からの招待なしでは申請さえできません。因みに、ブラックカードはすべてが招待制です。

まとめ
ここではクレジットカードの仕組みを説明しました。学生時代に、筆者は仕組みを学びました。ですが、学んだ内容の大半を覚えていません。大半の人は「なんとなくわかっている。」という認識でしょう。そのような甘い認識が金融トラブルを巻き起こしてしまう原因なのです。この記事を読んでクレジットカードの仕組みを理解してください。そして、身の丈に合った利用方法を身につけてください。

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