クレジットカードは便利でお得な支払い方法として多くの方が持っているカードです。
しかしクレジットカードのサービスを利用すると手数料が発生します。
この記事ではクレジットカードの手数料の種類と金額について解説していきます。
手数料とは?
クレジットカードの手数料は、サービスを受ける消費者側とサービスを提供する加盟店側でそれぞれに負担があります。
消費者が負担する手数料
消費者としてカードを利用した場合、カード会社に対して手数料の支払いが発生します。
1.ショッピングの手数料
1回払いと2回払い、ボーナス1回払いでは手数料が発生しません。
しかし分割3回払い以上や、リボルビング払いを指定した場合に、月々の支払い金額に手数料がプラスされます。
2.キャッシングの手数料
キャッシングとはカード保有者がカード会社から現金を借りることです。
その返済時に手数料が発生します。ショッピングに比べて手数料が高く設定されていることがほとんどです。
3.遅延損害金
遅延損害金とはカード利用代金の支払いが遅れた場合に発生する手数料です。
支払いが遅延した日数分の手数料がかかります。手数料率はショッピング利用時が14.6%、キャッシング利用時は20%です。
4.年会費
年会費はカード会員としての会費です。
金額はカードによってさまざまで、カードのグレードが高かったり、付帯機能が充実したりしているカードは年会費も高くなる傾向があります。
加盟店が負担する手数料
加盟店が提供するサービスに対して消費者がカードを利用して決済を行った場合、加盟店にはカード会社への決済手数料の支払いが発生します。
手数料率は加盟店の業態によって異なります。
手数料はどれくらいかかるの?
消費者として加盟店からサービスを受けた場合にかかる手数料の金額と手数料を抑える方法をお伝えします。
三井住友カードの手数料
手数料率はカード会社によって異なります。ここでは一例として三井住友カードの手数料をご紹介します。
1.ショッピング利用金額100円あたりの分割払い手数料の金額
・3回払い:2.01円
・6回払い:4.02円
・12回払い:8.04円
・24回払い:16.08円
2.ショッピング利用金額100,000円を12回の分割払いで設定
・手数料:8,040円(実質年率14.75%)
・月々の支払い金額:9,003円
・返済総額:108,040円
3.ショッピング利用金額100,000円を返済額5,000円のリボルビング払いで設定
・手数料:12,916円(実質年率15%)
・支払い回数:21回
・返済総額:112,916円
4.キャッシング利用金額100,000円を返済額5,000円のリボルビング返済で設定
・手数料:21,179円(実質年率18%)
・支払い回数:26回
・返済総額:121,179円
各カード会社のホームページには支払いのシミュレーション機能が掲載されています。
分割やリボルビング払い、キャッシングを検討する場合は、事前に手数料がいくらになるのか確認してから利用することをおすすめします。
手数料を抑える方法
消費者としての手数料の負担を抑える方法は以下の通りです。
1.年会費無料のカード
カード保有者が負担する年会費は、永年無料や条件付きで無料のカードもたくさん発行されています。
新たにカードを作成する場合は、年会費の有無を検討材料に入れておくとよいです。
2.ショッピングの支払いを短期間にする
先にお伝えしたように分割3回以上とリボルビング払いは手数料が発生してしまいます。
手数料の負担をなくすために支払い期間を短期間でおさめるようにしましょう。
クレジットカードはかしこく使おう
クレジットカードの手数料の種類と金額についてお伝えしてきました。
クレジットカードは便利なものです。しかし手数料を理解していないと負担は大きくなります。
手数料を気にせず楽しく買い物やサービスを受けれたら嬉しいですよね。
クレジットカードを利用する時は、手数料をきちんと把握してかしこく利用しましょう。