クレジットカードってブランドごと何が違うかいまいちわからないですよね。
本記事ではクレジットカードの国際ブランドの違いについて解説していきます。
この記事を読めば、日本でシェアトップ3種であるVISA、Mastercard、JCBの違いが理解できます。
- クレジットカードの5大国際ブランド
クレジットカードにはそのブランドのロゴマークがついています。数多くあるブランドの中でも、以下の5つのブランドが特に世界的に認知されています。各ブランドは、決済カードブランドと旅行優待や特典が充実したT&Mブランドに大別することができます。
決済カードブランド
VISA
Mastercard
決済カードブランドとT&Mブランドの中間
JCB
T&Mブランド
American Express
Diners Club
この中でも、日本で特に利用されているVISA、Mastercard、JCBについて特徴を解説していきます。
- VISA
1958年設立の歴史あるブランドです。前述の通り決済カードブランドに分類されます。
利用可能範囲
全世界200以上の地域と国、15500以上の金融機関、8000万に上る加盟店において利用可能です。270万台以上の世界中のATMから現地通貨を引き出すこともできます。ハワイやグアムを含むアメリカ方面での利用に強いことが特徴です。
保有比率
世界で34億枚以上利用されており、国際取引シェアでは54.5%を誇ります。(2016 The Nilson Report)日本においてはシェア率50.8%であり、最も使われているブランドです。
特典
発行カード会社にかかわらず、様々な特典・優待を利用することができます。
例として以下のものがあげられます。- IHG?ホテルズ・リゾーツにて、東南アジア、韓国、オーストラリア、ニュージーランド、南太平洋諸島への滞在が15%オフ。東南アジアと韓国ではさらに食事が20%オフ
- Expedia経由の5万円以上(税抜)の利用でホテル宿泊料金8%オフ、また、国内外航空券+ホテル料金2500円オフ。
- 期間限定特典としてadidasオンラインショップ、直営店、アプリでの買い物が15%オフ
- アゴダでの決済最大8%オフ
- JAL ABC空港宅配サービスが15%オフ
ほかにも、アジア圏の旅行、ハワイやグアムのショッピングセンターにおいて優待特典を利用することができます。ここに書ききれないほどの特典が存在しています。
上位ランクカード
スタンダードカード以上の特典・優待が付く、上位ランクカードが3種類あります。ランクが高くなるほど年会費、特典、ポイント還元率が上昇します。 それぞれの大きな特徴は以下の通りです。- ゴールド
手荷物手配、国際線クローク利用料金、Wi-Fiレンタル料金が10%オフ- プラチナ
ゴールドカードの特典
24時間コンシェルジュが対応
保険金額5000万円以上の旅行傷害保険付き- Infinite
プラチナカード特典
空港ラウンジ利用
1億円以上の旅行傷害保険- Mastercard
決済カードに分類されます。前身のInterbank Card Association設立は1966年であり、50年以上の歴史をもつブランドです。
利用可能範囲
210か国以上のATM、8000万加盟店で利用することができます。 (2021 The Nilson Report) ヨーロッパ方面で特に利用されているブランドです。
利用可能な店舗やATMがアプリにより検索が可能になっています。海外旅行でも迷いません。
保有比率
日本でシェア17.8% 、国際取引シェアで26.7%(2016 The Nilson Report)を占めています。
特典
カード会社にかかわらず、以下の特典が利用可能です。- アゴダでの決済最大12%オフ。最大割引率はVISA以上です。
- アジア太平洋地域主要都市における提携レストランのメイン料理が1品無料
- Zoom proが35%オフ
- Costcoで利用可能
上位ランクカード
日本で利用可能なのは以下の4つとなっています。内容はカード会社にもよりますが、主に以下の通りです。- ゴールド
VISAと同様、WiFi利用サービス、クローク優待、手荷物手配サービス付き- プラチナ
国内外の空港ラウンジを利用可能- ワールド
7000万円までの旅行傷害保険
1000以上の空港でラウンジ利用可能 同伴者1名32$で利用可能- ワールドエリート
旅行傷害保険最高1億円
海外航空便遅延費用保険
1000以上の空港でラウンジ利用可能 同伴者1名無料- JCB
利用可能地域
日本発祥のブランドです。3900万加盟店舗 会員数14000万以上となっています。American Express 、Diners Club、Discover、UnionPayといったカード会社と提携することで、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、米国、中国での利便性を向上させています。利用可能地域はVISAやMastercardに比べると劣ります。
保有比率
日本ではシェア28%を誇り、Mastercardよりも多くの人が利用しています。
特典- Oki Dokiポイントプログラム
毎月利用金額1000円ごとに1ポイントたまり、商品と交換できるサービスです。143000ポイントでダイソンの掃除機、1050ポイントで5000円分のギフトカード、1700ポイントでディズニーランドのチケットなど様々な商品やチケットと交換可能です。- アジア圏、アメリカ、カナダにおける2000の加盟店で優待が利用可能。
サービスの違い
VISAやMastercardと異なり、国内コールセンターは24時間対応ではありません。平日と土曜の10時から18時のみ対応となっています。海外での緊急対応は24時間利用可能です。
まとめ
いかがでしょうか。カード発行会社により、同じブランド内でも特典やポイント還元率など様々な違いがあります。目的に合わせたカードをぜひ選んでみてくださいね。